はじめに:赤字なのにガッツポーズ?
インベスコを運用していて、基準価額が自分の買った値段(平均取得単価)を少し下回った時、あなたならどう思いますか?
「うわっ、損してる…」と落ち込みますか?
私は違います。
「よっしゃ!これで今月は税金ゼロだ!」とガッツポーズをします。
実は、配当生活を最大化するためには、「あえて買値より少しだけ低い位置」にいてもらうのが、一番手取りが多くなるのです。
そのカラクリを解説します。
「150円」と「120円」の決定的な差
例えば、今月の配当が150円だったとします。
- ケースA:基準価額が買値より高い(プラス)
利益とみなされ、約20%の税金が引かれます。
手取りは 約120円 です。 - ケースB:基準価額が買値より低い(マイナス)
「特別分配金」となり、税金はかかりません。
手取りは 150円(満額) です。
この差は30円。たった30円と思うなかれ。
1万口あたり30円の差は、保有額が大きくなればなるほど、「毎月のランチ1回分」「年間の旅行1回分」という巨大な差になって現れます。

「9,000円」と「8,999円」の魔法
極端な例を出しましょう。
あなたが9,000円で買ったとして、決算日の価格が「8,999円(たった1円マイナス)」だったとします。
この場合、計算上の資産価値はほとんど減っていません。
しかし、税金のルール上は「損失が出ている」とみなされるため、配当金にかかる税金が免除されます。
つまり、「評価額のマイナスはごくわずか(1円)なのに、手取りの現金はガツンと増える」というボーナスタイムに突入するのです。
横ばい(ヨコヨコ)なら「特別分配金」が正義
もちろん、基準価額が暴落し続けるのは困ります。
しかし、インベスコのように「上がったり下がったりしながら、結局ヨコヨコ」という動きをするファンドの場合、プラス圏にいるよりも、「わずかにマイナス圏」をうろうろしてくれた方が、投資効率は圧倒的に良いのです。
これは、特定口座(課税口座)であっても、NISAのように非課税の恩恵を受けられる裏ワザのようなもの。
- 評価額(見た目の数字)なんて気にしない。
- 大事なのは、今月振り込まれる「現金の厚み」だ。
そう割り切れる人にとって、特別分配金は「残念なお知らせ」ではなく、「賢い節税ボーナス」なのです。
まとめ
もし、証券会社の画面で「含み損」が出ていても、悲観する必要はありません。
「お、ラッキー。今月は税金引かれずに満額ゲットだな」
そう余裕を持って、頂いた配当金で美味しいものでも食べに行きましょう!